トランス脂肪酸は体に害がある、と言われてから、マーガリンに対してだいぶイメージが変わりましたね。


日本はまだ積極的ではありませんが、アメリカではトランス脂肪酸の表示義務化や摂取の削減に乗り出し、一部の州ではトランス脂肪酸の使用を段階的に禁止することを決めています。

また、米食品医薬品局(FDA)は、2015年にトランス脂肪酸の安全性を認めず、2018年6月以降は原則として使用禁止することを発表しましたね(2015年6月17日付日本経済新聞より)。



ということで、そこまで悪とみなされているトランス脂肪酸ですが、どんな害があるんだろう、って調べて見れば見るほど怖い!


知らずに口にし続けていたのが本当に怖いです(((((((( ;゚Д゚))))))))ガクガクブルブル



もし、トランス脂肪酸を大量に食べ続けたらどうなるか、リスクについてまとめてみようと思います。


スポンサードリンク



トランス脂肪酸の過剰摂取で考えられる害とは

トランス脂肪酸は、大豆油や紅花油といった植物油に水素を添加して固形化して作られます。

バターに似ているけど、乳製品じゃないですよね(;・∀・)


ちなみにマーガリンは日本に輸入された当時は「人造バター」と呼ばれていました。
ずっとこの名前だったら買わなかっただろうな、というようなネーミングですよね。

今ではマーガリンは乳製品の一つというイメージが強いのですが、製造過程を見るとそうではない、ということがよくわかります。


さて、トランス脂肪酸が体の中にはいるとどうなるのでしょうか。

脂肪酸は体内に入ると細胞膜の材料になります。オメガ3の代わりにトランス脂肪酸がそれに使われるとどうなるでしょうか。


トランス脂肪酸は必須脂肪酸のかわりになることはできないため、細胞の機能が低下します。


これがトランス脂肪酸が健康に害を与える根本的な原因になるんですね。


具体的にどんなふうな影響が考えられるかというと…
・悪玉コレステロールが増えて、善玉コレステロールが減る
・細胞内に栄養を取り入れられなくなる
・活性酸素が大量に発生する
・脳の伝達能力が衰える


こういった状態が続くと
・動脈硬化
・血栓
・心疾患
・糖尿病
・認知症
・老化
・がん

といった生活習慣病を引き起こすリスクが高まるわけです。


細胞は体の至る所にありますし、それを作る脂肪酸の質が悪いと、いろいろな病気を引き起こすというのはうなずけますね。


糖尿病とトランス脂肪酸の関係ですが、トランス脂肪酸で作られた細胞では、栄養を取り込む機能が低下するため、ブドウ糖がうまく細胞内に取り込まれないことによって糖尿病になる可能性が出てくるそうです(参照:藤田紘一郎著「なぜ「油」をかえると、長生きできるのか」)


特に脳は、水分を除いた残りの成分の内、およそ60%が脂質でできているということで、老後も健康でいたかったら、やっぱりトランス脂肪酸の摂取には十分気をつけていきたいです。



トランス脂肪酸は絶対に摂らない方がいいの?

トランス脂肪酸を全くゼロにする、というのは今の生活では難しいと思います。

しかも、トランス脂肪酸は自然界にも存在しますし(このトランス脂肪酸は害とは考えられていない)、大部分の加工食品や外食、お店で作られるものにもトランス脂肪酸が入っています。


WHOは、トランス脂肪酸の摂取量は、総エネルギー摂取量の1%未満が望ましいとしています。
1日2,000kcalの場合、2gまで、ということになります。


と言われても、表示が義務化されていないので、どのくらい食べていいかよくわからないですよね。


日本でトランス脂肪酸が問題視されていないのは、日本人の平均摂取量がWHOの勧告する目標値よりも低いと食品安全委員会の調査結果が出たからなんですね。


でも、トランス脂肪酸入りの食べ物は至る所にありますし、人によっては過剰摂取していたり、トランス脂肪酸が入っているかどうかもわからず食べているわけです。


トランス脂肪酸の害がここまでいわれているのですから、せめてトランス脂肪酸の含有量表示を義務付けてほしいと思います!



トランス脂肪酸とりすぎを防ぐために

まずマーガリンをやめて、バターに切り替えるのが一番ですね。

あと、外食や加工食品をできるだけ避けるまたは回数を今より減らす。


加工食品を買う場合は成分表示をチェックする。
普通「トランス脂肪酸」とは書いてなく

・植物油脂
・ショートニング
・植物性食用油脂
・加工油脂
・ファットスプレッド

というふうに表示されています。


トランス脂肪酸フリーはゼロなの?

最近「トランス脂肪酸フリー」表示のショートニングやマーガリン、食用油がでていますが、トランス脂肪酸フリー=ゼロということではないので注意が必要です。


消費者庁では、「トランス脂肪酸を含まない」と表示できる場合を以下のように規定しています。

次のア及びイのいずれにも該当する場合には、トランス脂肪酸に係る「含まない旨」の表示(「無」「ゼロ」「ノン」「フリー」その他これに類する表示をいう。)をすることができる。

ア 食品 100g 当たり(清涼飲料水等にあっては 100ml 当たり)のトランス脂肪酸の含有量が 0.3g 未満である場合
イ 食品 100g 当たりの飽和脂肪酸の量が 1.5g(清涼飲料水等にあっては、食品 100ml 当たりの飽和脂肪酸の量が 0.75g)未満、又は当該食品の熱量のうち飽和脂肪酸に由来するものが当該食品の熱量の 10%未満である場合
引用



トランス脂肪酸についての規定や表示方法について、詳しくはこちらを参考にしてみてください。



トランス脂肪酸フリーはゼロではないということですが、摂取を下げることができるので、上手に使っていきたいですよね。




スポンサードリンク

スポンサードリンク